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20年目のオゾンホールは?

Ozone hole stable, say scientists
Leading scientists in the United States say the hole in the ozone layer of the Earth's atmosphere above the Antarctic appears to have stopped widening.

アメリカの最先端の科学者によると南極上の大気のオゾン層にあるホールの広がりは止まった模様だ。


オゾン層は人、動物、植物に有害な紫外線をブロックする働きを持っている。1986年にオゾンホールが発見されたとき、CFCs(cholorofluoro carbons)と呼ばれる、オゾンを壊す化学物質の使用を廃止することが国際的に合意された。

CFCs使用廃止から20年。

最初にその存在について警告を発した科学者たちのうちの2人がワシントンで行われた学会で「オゾン層は修復されつつある」と発表したらしい。「まだまだやるべきことはたくさんある」そうだが、でも「楽観的な見通し」なんだそうだ。

へー、いいことではないですか。

ところでなぜCFCsがオゾン層を破壊するのか、そのメカニズムについてこの記事に書いてありました。オゾンというのは三つの水素原子でできてます。H2は水素分子だけどオゾンはH3ってことですね。でもエアロゾル式スプレーや冷蔵庫などにつかわれているCFCの類が成層圏にまで上っていくとそこで太陽光線によって分解されるのです。分解によって遊離した塩素(Cl)や臭素(Br)が持っている触媒作用によってオゾンが破壊されるのだそうです。

ついでにいうと、オゾンというガスは地表から30キロ(19マイル)上空にある成層圏で作られるそうです。ガスがうまれるのと分解してなくなるのと、そのバランスがつりあっていれば問題ないんですが、人間の営みのなかで作り出される化学物質によってそれがくずれてしまっているというわけです。

そのバランスがいい方向に動いている。
やればできるじゃん、ってことですね。

でも一方で禁止されたCFCsの代わりに使われだした無害の物質が、今度は地球温暖化(grobal warming)の一因になっているとか。

なんとも罪深い生き物であります。人間は。

Anyway, オゾンホールの拡大がストップしているということで、最近気になる私の顔のシミの拡大もストップする・・・?

Wed23August2006 05:37UK
by twotwothree | 2006-08-25 00:26 | science


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